大磯ゴルフ場でパークゴルフ

来週月曜日は大磯ゴルフ場でのパークゴルフ大会ですね。2年前、WordPressに移行する前の旧ブログの記事ですが、参考になればと考え、WordPressフォーマットに変更し、転載します。

アイキャッチ写真は大磯ゴルフコースのホームページより拝借しました。コース全景の空中写真です。

写真は1番ホールのグリーン横の丘から、2番ホールのティーグラウンドと海を含めて、撮ったものです。
4月の初めにここでパークゴルフの特殊大会が予定されていますが、本来はショートコースのゴルフ場です。

ここに公式サイトがあります。『全長1,040ヤード、9ホール、パー27のショートコースです。相模湾を望み、手引きカートによる、歩きのプレースタイルのため気軽にプレーできます。』だそうです。

「パークゴルフもやるが、ゴルフも好きだよ」というSさん(FPGAメンバ)を誘い、チェックに行ってきました。もちろんゴルフをプレイするためにです。Sさんもゴルフでこのコースをプレイするのは初めてということでした。

ここは、隣が大磯プリンスホテルで、ホテル横の大磯の海岸沿いにテニスコートとゴルフコースが並ぶという、模範的(?)なリゾートホテル配下のゴルフコースですね。藤沢方面の海沿いの道(西湘バイパス)で来ると、大磯西で降り、ホテルの入り口の前を通ってテニスコースを通りすぎ、クラブハウス横の駐車場に到着します。

写真は駐車場からテニスコートとホテルを撮ったものです。テニスには詳しくないのですが、コート数も十分。簡素ですが、よく整備されたテニスコートのようです。ホテルと海の間には大きなプールがありますから、リゾート設備は完璧です。

これがクラブハウスです。「高級リゾートホテルとセットのゴルフ場のクラブハウスにしてはボロいなぁ」と言われるかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で良い感じだと思います。2階はレストラン(というか食堂)ですね。

さて、肝心のコースです。これはコース全体の3DのGoogleマップ。コースは右側の大きい三角形と左側の小さい三角形で構成されています。右の三角形の底辺に1、2番があり、その上が5番と6番が横に並ぶ。次に三角形の頂点で上下に7番と8番が縦に並び、最後に三角形の右の斜辺に9番がある。左の小さい三角形は3番と4番がUターンする形で横に平行して並んでいます。以降の説明で右、左という表現はこのマップによります。これが各ホールの距離とコースレイティングです。

これが各ホールの距離とコースレイティングです。

ホール 距離(ヤード) レイティング
No.1   101      7
No.2   105      6
No.3    85       8
No.4    94       9
No.5   164      1
No.6   120      4
No.7   160      3
No.8    83       5
No.9   125      2

全てパー3。ご覧のように前半4ホールは易しく、後半に難しいホールが連続しています。
距離はホールによりバラバラで、ティーグラウンドとグリーンの高低差も様々です。海沿いで、風の影響も大きいので、アイアンの番手選びは結構苦労します。まあ、大部分はPWで、スイングで調整という飛ばし屋も多いかと思いますが。
各ホールをゴルフとパークゴルフの両方の観点でチェックしていきましょう。多分、そんな変なことをやるのは、このブログだけでしょうから(^^;;;。

一番ホールと二番ホール。ティーグラウンド側からの写真です。二番ホールでは富士山の頂上付近が見えました。
一番のフェアウェイは多少蛇行していますが、二番はほぼ直線。距離は、どちらも、パークゴルフで言うと、100メートル以下ですから、問題はないでしょう。ゴルフだと、真っ直ぐ飛んで、距離さえ合えばパーがとれます(当たり前ですね^^;;;)。パークゴルフではハザードの少ないロングホールと見なせますので、問題は少ないと思います。
グリーンが広くて、速いので、パットは苦労しますかね。グリーンの広さと速さは全てのホール共通です。

二番ホールから三番ホールに行くには、こういうトンネルを潜って行きます。山の中のゴルフ場だとよくありますが、リンクスでは珍しい。高低差の大きい場所だということだと思います。

三番ホール(グリーン側から)と四番ホール(ティーグラウンド側から)。三番ホールのグリーンから、Uターンして、四番ホールのティーグラウンドに向かうことになります。四番ホールのグリーンの先にクラブハウスが見えますね。
コースとしては、1、2番と同じ感じで、易しい方です。

四番ホールを終えると、再び、トンネルを先程とは逆に潜って、五番ホールに向かいます。

DSC_0381

五番ホール。167ヤード。このコースでは一番長いホール。難易度も1で最高に難しい。理由は長いだけではなく、写真でお分かりのように、左手の末の枝がグリーンに1打でオンさせようとすると、邪魔になることです。真ん中の空いている空間を狙うことになりますが、かなりの超絶技巧が要求されます。
パークゴルフではこの距離の長さ(150メートル)は大変です。ただし、前方にシニア・レディス用のティーグラウンドがありますので、ここからだと110メートル程度で、ハザードも無いですから普通のロングホールです。

グリーン側から見るとこんな感じ(右、下の写真)。

五番ホールのグリーン側から撮った写真です。グリーン近辺にハザードはありません。写真右下にカートが写っていますが、パークゴルフでは使わないのでしょうね。


六番ホール。グリーンは左右どちらも外側に転りやすい傾斜です。特に右側はOBですので、要注意です。ゴルフの場合はきっちり距離を合わせればいいので、そんなに問題になりません。難易度も後半の五つのコースの中では2番目に易しいです。
パークゴルフの場合、この傾斜はかなり厳しく、距離も100メートル以上ありますから、多分、一番難しいホールになると思います。グリーン手前がくぼんでいるので、2打目が難しいかもしれませんね。

七番ホール。これまでのホールは全て海(西湘バイパス)と平行していましたが、ここから海に対し直線に変わります。海から山に向かって打つことになりますが、何故か10ヤード以上の下り。従って、距離は170ヤードですが、実際はもう少し短いクラブで十分です。グリーンの左右はバンカー。グリーンの幅が広いので、バンカーに入るわけ無いだろうと考えていると、入ります。このホール、ゴルフでは、難しい。
パークゴルフの場合も、後ろから打つとすると、かなり大変です。ただし、前方のシニア・レディス用のティーグラウンドからなら、傾斜も考慮すると100メートル以下となりますので、問題はないでしょう。バンカーもグリーンの横ですので、入る可能性は低いと思います。

八番ホール。距離は短いのですが、多少、昇っているためか、距離感の合わないホールです。グリーンが写真の左から右にかなり傾斜していますので、難しいです。また、ピンを直接狙うとバンカーが待ち受けています。首尾よく、グリーンにオンしても、パットが弱くてホールに届かないと、傾斜のためボールが戻ってくるという悲しい(^^;;;運命が待ち受けています。
パークゴルフでも同じことが言えそうです。

九番ホール。三角形の斜辺を通り、山側から海側のクラブハウスに戻ってくるホール。
右側が崖でスタイミー。又、右から左に大きく傾斜しています。ここは15ヤード位下っているかなと思います。ゴルフでは、2番目に難しいホールです。
パークゴルフでは、前方にシニア・レディス用のティーグラウンドを使うと思います。ただ、それでも左の崖から右に傾斜は激しいので、ティーショットには工夫が必要でしょう。しかし、もし、バックティーから打てといわれたら、裸足で逃げ出す一手ですね(どう打てばいいのかアイディアがわきません^^;;;)。

グリーン、フェアウェイ共によく整備されていて、素晴らしいコースだと思います。ご覧の通り、広々。余程のバッドショットをしない限り、OBにはなりません(それでも、一回あったが^^;;;)。
さて、スコアです。「パーはそれなりに取れたのですが、0.5ヤード位の超短パットを外して、3パットとか4パット。結果、2オーバーの5や3オーバーの6を量産」というおサルも呆れる愚行を何回も繰り返しました。従って、結果は内緒です。
Sさんとリベンジを誓い(^^;;;、大会前にもう一度行くことにしました。まあ、ここでゴルフをいくらやっても、パークゴルフのスコアアップには貢献しない可能性大ではありますが(^^;;;。

「FPGAだより」45号でも書かれているように、4月4日に大磯ゴルフコースでパークゴルフ大会が開催されました。
素晴らしい快晴でした。練習グリーンから海を眺めます

風は微風、暖かく、絶好のゴルフ日和でした。

クラブハウス前で受け付け。神奈川県内44名が参加。FPGAからは18名が参加しました。

11時50分に集合し、そのままスタートというスケジュールなので、お昼は自宅でブランチを食べてくるか、こういう具合に芝生の上でお弁当となります。

以前に、大磯ゴルフコースに関して記事にしたことがあります。ゴルフコースとしての紹介については、リンク先を参照して下さい。

ここではゴルフコースでパークゴルフをする時に何が違うかご説明したいと思います。では、スタート。

皆、少し早めに来て、パット練習に励みます。「何故か ?」。順番に説明します。

パークゴルフボールは直径が6cmに対して、ゴルフボールは4.27cm。

次にホールですが、パークゴルフのホールは直径が20cm。

ゴルフのホールは直径10.8cm。

ご覧のように、パークゴルフのボールをゴルフのホールに入れるというのは、針の穴に糸を通すようなものです。従って、グリーン上はゴルフボールに変えてパットを行うわけですが、問題は、ゴルフのパターでなく、パークゴルフのクラブでパットすること。
慣れていないのだから、簡単に入るわけがありません。というわけで、試験開始前のにわか勉強(^^;;;。練習グリーンで、パットに励むということになります。

さてパットの次はショット。
大磯ゴルフ上はショートコースですが、最短でも80ヤード近くありますので、パークゴルフとしては全てはロングホールです。全ホールでクラブを振り回す必要があります。大変です(^^;;;。

この時、興味深いのは、飛ぶ距離とコース表示の距離が一致しないこと。
何を言っているかというと、グリーンまで上りのコースであれば、コースの距離が短いからといって、一打で届かないことがあるし、逆に距離が長くても、下りのコースであれば、届くことがあるということです。
例えば、8番83ヤード。75m位なので、男性なら1打でグリーンオン出来る距離ですが、意外に届かない。理由はご覧の通り上りだからです。

逆に、7番や9番は下っています。従って、距離は120ヤード以上ありますが、上手く打てば、オン出来るチャンスがあります。これは7番。まだ見事な桜が残っています。

9番は右側の土手にあてて、転がしてグリーンにのせる。

もちろん、ゴルフでも同じで、上りホールではクラブの番手を上げて対応するわけですが、パークゴルフの場合、この上り下りの影響はもっと大きいという感じですね。

もう一つ、飛距離に関係するポイントです。
ゴルフの場合、このコースでは、170ヤード位あり松が邪魔する5番を除いて、全てグリーンにワンオンさせ、パーを狙うという攻め方をします。

(これは松が邪魔する5番ホールです。パークゴルフではこの松はまったく関係ないです。)

しかし、パークゴルフの場合、ボールが空中を飛ぶ距離はせいぜい30ヤード~50ヤード程度ですから、残りは転がすことになります。
この時、どう転がすかで、飛距離が大きく変わります。
要するに「全てのショットはフェアウェイを通すべし」ということです。

これは2番(105ヤード)です。ご覧の通り、70ヤードから先でフェアウェイは広くなり、それより手前は5ヤード幅位の直線となっています。
ゴルフではこの70ヤードさえクリアできれば、あとは転がってくれるので問題はないのですが、パークゴルフではそうはいかない。従って真ん中の直線部分を通さないいけません。このホールではこの直線部分が狭いので、苦労するのですよね。
ゴルフは、ボールを空中で飛ばすことで距離をコントロールするが、パークゴルフは転がしてボールを運ぶと良く分かりました。

まあ、いずれにしても、パークゴルフではそう簡単にはグリーンに1打でのせることは出来ません。従って、2打目が勝負となるのですが、この距離がパークゴルフ場でのプレーとはまるで異なります。全部ロングホールなわけだから20~30ヤード残るのは当たり前。ミスショットすると60ヤード以上残るなどということもある。これを正確に2オンさせるられるかどうかが勝負を分ける。

ご覧の通り、クラブを振り回し続けた男性陣は疲労困憊、ぐったり、椅子に腰掛けるのがやっとですが、女性陣は元気。「あんたら、何を暴れ回ったの ?」という感じですねぇ(^^;;;。

これは表彰式。FPGAからは浅野さんと青木さんが5位入賞でした。
この大会は公式の競技会ではありませんが、Nさんの働きで、長く続いています。素晴らしい大会を14回継続して運営されているNさんに感謝します。

帰路。早いブランチだったので、腹ペコ。9番ホールのグリーンを見ながら、駐車場に向かいます。

この写真の左上あたりに、「落語蕎麦」という変わった名前のそば屋があって、人気らしいのですが、パス。辻堂・鵠沼住民ばかりだったので、辻堂のコーヒー屋に寄ろうと話になりました。

食べたのはこのホットケーキ。美味しかったですよ。場所は藤沢から茅ヶ崎に向かう箱根駅伝道路。松下政経塾を越えて、藤沢市内に入った左手にあります。
(辻堂 星之珈琲の写真はグーグルより拝借しました)。

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