
藤沢市の遠藤地区は北側の古くからの田園地域と南側の湘南ライフタウンと呼ばれる大規模な住宅地域から構成されています。田園地域には1990年に慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパスが開設され、独自の開発が進んでいます。
遠藤あじさい祭りとはこの湘南藤沢キャンバスの横の川沿い500メートル位にボランティアで育成されているあじさいの花を愛でるお祭りです。2000年に始まり、神奈川県、藤沢市などの肝入りで継続されているイベントです。
ライングループで「長久保公園であじさいを捜す」の書き込みをしたら、遠藤の近くに住むの方から「遠藤ではあじさい祭りがあるよ」と教えてもらいました。早速、行こうというメンバが集まり、6月中旬の日曜日、辻堂から遠藤に遠征しました。

これが辻堂から遠藤に向かう地図です。辻堂駅北口から国道、湘南バイパスを抜け、大庭の山のトンネルを潜り、湘南ライフタウンを横断する。その先が藤沢の田園地区&湘南藤沢キャンバスで、あじさい祭りは赤い線で示した川沿いの道で行われます。黄色い枠内が遠藤近辺です。


あじさい祭りには辻堂から慶応大学に向かうにはバスで行くことになります。このバスはご覧のように二両編成で、藤沢では慶応行きのルートのみで走っています。横長のバスですので、広い道路のルートでしか走れないのですよね。
辻堂駅北口から慶応大学へのバスは湘南ライフタウンと呼ばれる広大な住宅地を通って行くことになります。湘南ライフタウンは上の地図で青い円で示した部分です。総面積約340ヘクタール30000万人以上の居住人口の地域となります。設計は黒川紀章だそうです。
この地域は広い道路を中心にして、道路の周囲に各種の公共施設が点在し、全体をゆったりと配置された住宅地で覆うという形で構成されています。車が移動手段の中心であり鉄道の駅が近くにないことから、近隣の駅を中心として区画整理された住宅地とは印象が異なります。
アメリカの大都市郊外の住宅地のような感じで、辻堂駅南口のゴチャゴチャした場所から移動すると、「あれ異境の地に来たのかしら」という感想を抱きます。

というわけで、バスで移動中のスナップショット。当日ではなく3カ月位前の良いお天気の日に撮った写真です。辻堂駅北口このバスに乗りました。


右は辻堂駅北口(1)、左は湘南ライフタウン手前の高速道路の辺り(2)。左側に湘南ライフタウンに入るトンネルの入り口が見えます。このトンネルの上はゴルフ場です(芙蓉カントリー)。丘の上のゴルフ場をトンネルを潜って抜けるというルートになっているわけです。


トンネルを抜けると左手に広い墓地があります。住宅地の外れに墓地があるという構図も米国の都市郊外のレイアウトと同じですね。
写真左はその辺りで撮ったもの。写っていませんが左後方は墓地です。右は大庭公民館。こういう具合に公共施設や商業施設が道路の周辺に点在します。


左はライフタウン中央と呼ばれるバス停のあたり。奥に見えるのは藤沢市の保健センター。コロナの時は大活躍したようです。
右は東急を中心とするショッピングモール。米国のそれと比較するとちょっとダサいです(^^;;;。


右は滝の沢あたりで集合住宅が並んでいる地域。左は湘南ライフタウンの湘南台側の入り口となる場所、かなり広いバスターミナルです。
さて、湘南台に向かうパスターミナルで湘南ライフタウンは終わり、景色はがらりと変わります。


ご覧の通り、全くの田園風景。畑と倉庫。人家はほとんどありません。
長い脱線はここまで。
本題の「あじさい祭り」です。当日参加したメンバのコメントと写真を使って紹介しましょう。

辻堂北口9:14分発慶應大学行きバスに乗り、途中の刈込バス停で下車。
9:35頃着きましたら本部のテントがあり(写真なし)、市長、県会議員の方々の挨拶が始まってました。
あじさい祭りの会場は地図の赤で示したA(大黒橋)-B(えびす橋)間の川沿いの道です。刈込で降りると大黒橋に向かうことになります。この辺りがお祭りのメイン会場のようですね。


大黒橋渡った所に野菜や食べ物(焼き鳥、焼きそば)の出店がありました。
野菜(いんげん、なす、バジル)を買って来ました。
遠藤は藤沢野菜供給の拠点の一つですね。普段でもあっちこっちに直売所があります。


そこから川の両サイドにあるあじさいを見ながらえびす橋まで来ました。
あじさいは咲いてない木?も沢山あり、ちょっとさみしい感じでしたが、お天気に恵まれて、爽やかな気分であじさいを見てきました。
長くなったので、肝心のあじさいと近所のグルメについては次回に。